5.子ども会とは

私自身も思い違いをしていたかもしれないのですが、子ども会はあくまで「子どもが主体」の会です。親が子どものやりたいことを推し量ってお仕着せのものを押し付けるものであってはならないはずです。


前会長が昨年、子ども会のイベントを自主的に計画させたところ、ボウリング大会を復活させたいという声が上がり、実際にそれは実現しました。なかなかできないことだなと思いましたし、その前会長のポリシーを受け継いだ会にしたいと考えました。そこで4月当初に子どもたちに集まってもらい、やってみたいことを挙げてもらいましたが、やはり子どもたちのことですから、どうしてもこれまでやってきたことの中からしか意見が出ません。


縮小傾向にあった当会で、子ども達が発案することといえば、運動場で遊んだり、室内でできるゲームのようなものでした。しかし、子どもたちの本音として、それらのことはいつだって出来るのだから、他の会のように、もう少し遠出などをしてみたいという声が挙がっていることを、私自身何年も前から耳にしてきていました。


そこで、「もしかなうとしたら遊園地とか行ってみたい?」と勇気を出して聞いてみたところ、子どもたちのリアクションにびっくりするほどでした。「行きたい!絶対行きたい行きたい!」その反応は、私が今まで子ども会で見たことのない生き生きとした表情でした。


実際、私自身が幼い頃がそうだったのですから、それもそのはずなのですが、ゲーム遊びや動画サイトのように様々なメディアを楽しむ時代の子ども達には、そこまでの「ひき」ではないと私自身が勝手に決めつけていたのかもしれません。その子どもたちの生き生きとした反応に、勇気づけられてここまで来ました。


子どもは異年齢の交流や地域の子ども同士の遊びの中から社会性を学びます。特に当子ども会のように生活スタイルの異なる子どもたちが学校以外で交流をするという特別な機会は大切です。彼らにその機会を平等に与えたいと思っています。


多くの家庭に子ども会の活動意義を知って欲しい、そして児童福祉施設の子どもも、一般家庭の子どもも、たまたま隣り合った同じ地域で生活する子どもとして、同じように遊び学んで欲しい、今回のプロジェクトはそのためのはじめの一歩です。


皆さんが会に入会しない理由も、インターネットの調査によると全国的に「習い事があるから」「家族全員が忙しくて役員ができないから」といった、時代の変化が背景にあるようです。昔の地域が担っていた役割は、現代では少年団やスポーツチームといったアウトソーシング型のサービスに成り代わっているということなのでしょう。


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お祭りの最後は花火を楽しみます


入会しない方々にもそれぞれに固有の事情があり、子ども会に入会するのが良いことであるという価値観を無理に共有するわけにもいきません。
ただ、異年齢の交流という貴重な体験、また子どもたちが「自主的に」活動できるという点において、実は子ども会ほど子どもの成長に寄与する存在は無いのではないかと言われているのを、一人でも多くの人に知っていただきたいと思っています。

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